中国語の勉強をやろう!と決めてから今まで結構な教科書や参考書、試験問題集を購入してきました。
中には買っては見たものの一切使ってない物もあり、無駄遣いしたなぁという気持ちもあります。
現在結構喋れるようになってきたので、それらの本についてちょっと振り返ってみます。
どの本が初心者にとって役に立つのか分かります。
入門中の入門
文字が一杯あるテキストを体が受け付けない人にお勧めの本はこちら。
著者 | 相原茂 |
発行 | 主婦の友社 |
書名 | 必ず話せる中国語入門 |
ページ数 | 192ページ |
値段 | 1,500円 |
とにかくカラフルです、そしてイラストや写真もたくさんあって、見ていて飽きない・楽しい内容の本です。
英語もそうですけど、最初の一冊って結構重要でして、いきなり文字だらけで難しい参考書は間違いなくくじけます。
この本日は、初心者向けですが中身の構成は多岐に渡っています。
著者の相原茂さんは、テレビの中国語教室等で有名な御茶の水女子大学教授で、教え方が上手です。
でも中国語が出来ることを自慢したりしない謙遜さもあって、今度この方の中国に関するポッドキャスト番組を聞こうかなと思っています。
もし、中国語を一切やったことが無い人が最初に買うテキストを悩んでいたら、間違いなく一押しです。
日常会話の短フレーズ
中国語の試験なんか受けません、日常会話のちょっとしたフレーズだけ勉強できればOK。
という方にはこちらがお勧めです。
著者 | 欧米・アジア語学センター |
発行 | 高橋書店 |
書名 | 中国語会話 すぐに使える短いフレーズ |
ページ数 | 287ページ |
値段 | 1,800円 |
シチュエーション毎に中国語の短いフレーズがまとめてあります。
丸暗記フレーズは、「こんにちは」や「これをください」といったもの。
シチュエーションは下記の章毎に分けられています。
非常に短いフレーズ(最大でも20文字程度)が沢山掲載されているので、ちょっとした旅行や、中国語の勉強を始める一冊としてとても良い本です。
短いフレーズの為、フレーズ丸ごと暗記してしまえば、そのまま使えるので暗記が得意な人向けの一冊です。
日常会話と出張編
著者 | 古川慧能公 |
発行 | 明日香出版社 |
書名 | 仕事に使える中国語 |
ページ数 | 198ページ |
値段 | 2,300円 |
1年に1回くらい中国に出張に行く人向けです。
中国語の基礎知識と発音~仕事に使える文例が掲載されています。
一冊にあまりもまとめすぎている為、深い知識を身に付けるには不向きです。
出張の時だけと割り切れば使えないこともないか?
逆に私生活では約に立たない本です。
中上級者にとってはちょっと物足りない一冊。
王道のNHK出版
今はネットで販売してない模様
著者 | 上野恵司 |
発行 | 日本放送出版協会 |
書名 | CDブック NHK新中国語入門 |
ページ数 | 317ページ |
値段 | 3,500円 |
発音、基礎、応用の3つに分かれています。
内容は濃いです、単語も1単元(大体6ページ)内に相当数量が出てきます。
初心者は、絶対くじけるのでおすすめしません、私もくじけて一旦放置しました。
しかし、内容的には、繰り返し問題や練習問題、日本語から中国語への翻訳問題等、非常に細かく勉強できます。
本気で正確な中国語をマスターしたい人や翻訳者を目指す人向け。
私も時間が出来たらいつかチャレンジします。
単語
著者 | 佐藤正透 |
発行 | 株式会社語研 |
書名 | 何から何まで言ってみる 暮らしの中国語単語10,000 |
ページ数 | 687ページ |
値段 | 2,500円 |
ひたすら単語だけ勉強したい場合はこの1冊がお勧めです。
687ページのボリュームでこの価格。
単語の量だけどんどん増やしていくと、雑誌や新聞を読めるようになります。
読み書き中心で中国語を使いたい人向けの一冊。
まとめ
「必ず話せる中国語会話」は初心者に一押しです、やはり読んでて楽しくないテキストでは長続きしませんので。
また、「中国語会話 すぐに使える短いフレーズ」は中級者となった今でも結構重宝しています、周りの日本人駐在員も高確率で持っています。
短いフレーズをたくさん知っていると、結構使えるし、日常会話程度あれば正しい文法を知らなくても通じますから。
中国語を勉強してみようかなという人は、短いフレーズを覚えてから、細かい文法等を勉強するという順番でもありだと思います。
HSKや中国語検定といった試験対策用の教科書についてはこちらを参照して下さい。