日本へ帰国します、中国で生活を始めたのが2015年末だったのでちょうど5年です。
思えば5年くらいの単位で生活する環境が変わってるのでちょうど?よかったのかも。
帰国現在は2020年末ということで、2020年初に始まった新型コロナウイルスがまだまだ猛威を奮っています。
帰国時も通常とは違いましたので、ここに備忘録(日記)として残したいと思います。
以下の記載情報については2020年11月末現在のものですので、この記事を読む時期によって状況が変わってる場合があります。
最新の情報を引き出せるリンクを出来るだけ貼っておきますので、記事を鵜呑みにせずリンク先の最新情報も確認することをおすすめします。
居住地から広州空港
広州空港入場について、PCR検査は必要ないので、最低限の体調を整えてから車にて広州空港へ。
3時間前に空港について、余裕ありすぎと思っていたら、最後は走る羽目に(後述)。
コロナ前では2時間前空港到着で余裕だった人も、最低でも3時間前到着をおすすめします。
特に夕刻時間帯の広州近辺の高速道路は渋滞する為、それも考えておきましょう。
広州空港入場〜チェックイン
広州白雲空港入場
広州白雲空港に入場する為には、穂康(広州市民)か粤康吗(広州市民以外)のグリーンバーコード提示が必要です。
警備員はちらっとしか見てませんけどね(笑。
空港入場口に双方のミニアプリ用バーコードがあるので、読み込んで自分のバーコードを提示して入場。
航空便数が少ない為か、入場口はそこまで混雑はしていない。
但し、余裕を持つ為穂康/粤康吗を一度も使用したことが無い人は、上記バーコードを使用して事前登録しておきましょう。
粤省事の外国人登録は下図のGHCから行って下さい。
国際線は向かって右側(N/Mカウンター付近)なので、右側から入りましょう。
まだまだコロナ全盛のこの時期、広州空港も見たことがないくらいガラーンとしてました。
チェックイン手続き
私の便がたまたまそうだったのか、満席に近かった為、チェックインカウンターも結構並んでました。
チェックイン自体は通常時と同じなので特に心配する必要はありません。
海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration)-中国出国用バーコード
チェックインカウンターの列の途中にバーコードが1つ掲示されており、そのバーコードはwechatミニプログラム『海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration)』です。
『海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration)』は、日本→中国の場合も登録が必要ですが、中国→日本の場合も登録が必要です。
海关旅客指尖服务は、登録後の修正も出来るので空港到着まで暇ならば先に入力してもいいと思います。
▼WeChatミニプログラムの探し方
海关旅客指尖服务で検索すると中国語版なので、Customs Pocket Declarationで英語版を検索して下さい。
英語版は日本語に切り替えることが出来ます。
海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration)入力内容
出国時の検査で登録内容のバーコードスキャンするため、チェックイン手続き~出国までに登録が必要です。
登録内容に少しでも間違いがあると、やり直しになりかなり焦りますので、事前に記入内容(住所やパスポート番号、便名等)をスマホにメモしコピペすることをおすすめします(特に子連れの方)。
下記は記入例です、注意点として「過去14日間の滞在先」についてNo.1とNo.2の入力欄が最初から設定されています。
必要無い場合はNo.2の入力欄をゴミ箱マークで削除して下さい、入力欄が残っていると最後の送るボタンを押したときにエラーが発生します。
もう一つの注意点として、バーコードの有効期限は24時間です、あんまり早すぎる準備も意味ありません。
健康申告質問票案内-日本入国用バーコード
さらにチェックイン手前(航空会社によってチェックイン後)で、今度は日本入国時用の『健康申告質問票案内』というA4両面印刷×2枚+バーコードを人数分受け取ります。
中国語版はこちら↓書いてある内容は基本的に同じです、何故か2枚目のみ英語にしたのかは分かりません。
2020年9月30日以降は、バーコードを読み取り「質問票Web」に必要情報を入力して、発行されたバーコードを日本入国時の検疫でスキャンする必要があります。
日本到着後は時間が無い場合がある為、質問票Webは出来るだけ搭乗前に登録しましょう。
4枚目はそれぞれの項目を選んで記入しておきます(簡単なので降機後でも可能)
中国側・日本側2つのバーコード登録の為、結構時間が掛かります、なので3時間前空港到着をおすすめします。
※スマホを持ってない人の為の紙申請も日本側で出来ますが、記入などに相当時間が掛かるようです
質問票Webの登録内容は下記のとおりです。
質問票Web登録内容
入国者情報
入国者情報として下記の情報を入力またはプルダウンから選択します。
氏名は日本語でもローマ字でも問題ありませんでした。(家族分を間違ってローマ字入力しましたがバーコード発行されました)
途中で「次へ」をタップするのが面倒です。
日本滞在情報
続いて日本での滞在先情報を入力します、国外在住の場合は出国予定日もここで記入します。
ホテル等で自主隔離する場合の入力先もこちらです(部屋番号は空欄のままでも問題ありませんでした)。
郵便番号を入力すると住所が自動入力されます。
ホテルの住所が分からない場合は、次へをタップすると住所なしの入力画面に変わるので、そちらにて入力。
流行地域滞在時間
流行地域滞在情報として過去14日以内に流行地域に滞在していたか記入します。
最新の流行地域については、質問票内にもリンクがあるので記入時に確認して下さい。
体調情報
体調情報として、過去14日以内の発熱やせきなどの症状がある人との接触などを記入します。
到着後14日間の待機場所もなぜか?ここで入力します。
フォローアップ
フォローアップとして、LINEアプリによる健康状態の確認方法について同意するかチェックします。
但し、誰とラインを組むのかが分かりませんし、バーコードの表示等もなく、??となります。
電話番号についても入力をしますが、その番号が繋がるかの確認はありません。
14日後に電話が掛かってくるのを期待します。
全ての入力完了後に、入力内容一覧画面が出てきます、入力内容に漏れがある場合、赤くなっていますので修正して下さい。
完了ボタンをタップすると下記のバーコードが発行され、日本の検疫でスキャンします。
入力後、「入力内容をクリアしますか?」と出ますが、家族分を入力する場合クリアしないで下さい。
住所などの入力データが残されるので、2回目(2人目)以降が楽になります。
チェックイン後〜出国
登場前に食事したい場合は出国前に
チェックイン後、そのまま出国してもいいのですが、小腹がすいている人は、出国前に食事しましょう。
というのも出国後エリアの免税店やその他の店はほぼクローズしています。
出国前であれば上階にケンタッキーなどの軽食エリアがありますので、そこですませましょう。
バーガーキングは潰れていました…。
出国検査は時間に余裕を持って行こう
出国検査は以下の順番で行います。
海关旅客指尖服务の登録さえ正しく出来ていれば、普段と変わりませんが、少しの記入ミスも許してもらえないので注意して下さい。
手荷物検査
なんとなく普段より厳しい感じがしました。
アルコールスプレーは70度以下とかに関わらず、全部没収されました。
パソコン/iPAD/モバイルバッテリーは全部トレイに出す必要があります。
モバイルバッテリーは容量まで確認されます。
検疫(海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration))チェック
コロナ時の最大の関所です(笑。
事前登録した海关旅客指尖服务(Customs Pocket Declaration)情報に少しでも間違いがあると突破出来ず、最後尾に並び直して修正する羽目になり、ゲートまでの時間が段々なくなり、心臓バクバクになります。
飛行機の便名や、名前のタイプミスなど些細な凡ミスも見逃しません。
特に今回は下記の失敗があったので、この記事を読んでる人は注意して下さい。
上記の間違いを避ける為に、チェックイン後、フライトNo.と座席No.が間違ってないか、チケットを見ながら最終的に再確認しましょう。
もし、間違ってる場所が分からない!という場合は、その場に英語が話せる登録専門スタッフがいるので捕まえて聞いて下さい、最後までサポートしてくれます。
出国(イミグレーション)
普段と変わりませんので特にコメントはありません。
マスクとって顔見せてねーくらいです。
搭乗〜降機
先ほども書きましたが、この日はほぼ満席でした。
機内でもマスクはしっかり着用し、不要なリスクは避けるようにしましょう。
機内サービス(食事/飲料)等は普段と同じでした。
検疫〜入国
PCR検査について
2020年11月末日現在、中国含む9ヶ国からの入国者(日本人含む)はPCR検査が免除となっています。
免除国は日々変動しますので、最新情報は外務省ホームページから手に入れましょう。
前回同僚が帰国した10月中頃はPCR検査の結果待ちで3〜4時間空港に待機してたそうです。
待ち時間が無いのはありがたいのですが、陰性証明をしたいという気持ちもあります。
もし同じような気持ちがある人は、費用面を考慮して、出国地でPCR検査をおすすめします(日本は2020年11月末現在、最低でも20,000円です)
日本到着後に検査を受ける人(日本からの出国者以外が受けれるかどうか未確認)は、日本での各病院の検査費用については、サイトSHEN ZHEN FANに詳しくまとめられていますのでそちらを確認して下さい。
検疫にて質問票Web
第1ステップ 待機
検疫は混乱を避ける為、数人ごとに行われる為、降機の順番が後ろの方だと1時間近く待つことになる。
成田空港検疫手前には、パイプ椅子が並んでおり、順番に座って待つことになる。
ごぼう抜きしても、最後の係員に元の位置に戻らされますので、後列は椅子に座って待ちましょう。
もし、急いで入国したい人は、途中早足でたどり着くことをおすすめします(走るのはダメです)。
第2ステップ 簡易質問
第1ステップ後、第2ステップの簡易質問カウンターに行く。
第1ステップ~第2ステップ間の待機時間は無く、スムーズに辿り着く。
簡易質問カウンターでは、『健康申告質問案内票』裏側の以下の質問の記入欄を確認される(もし記入していない場合、その場で確認される)
但し、この案内票は回収されず、そのまま自分で持ち帰る為??となる。
なぜ質問票Webと一体化しないのか疑問を抱きながら通過した。
第3ステップ 質問票WebのQRコード読み込み
第3ステップで質問票WebでのQRコード読み込みが行われる。
ここでも簡単な質問が行われる。
その後1人1人パスポートを係員がスキャンした後に、バーコードスキャナーに自分でQRコードを読み込ませる(パスポートを読み込んだ後でないと、QRコードを読み込まないので、慌てずに)
スキャンが問題無く終われば、下記の用紙を貰いますので、入国時に審査官に見せます。
入国〜ホテル
入国審査~税関検査~ホテルor自宅その他
入国審査と税関検査は通常とほぼ同じです。
税関検査後、出国エリアへ行ったあとは、各自ルートが異なります。
現在海外から入国した場合について、厚生労働所にて定められている方法を列挙します。
最新情報について、厚生労働所ホームページQ&Aを参照願います。
ホテル
成田空港で自主隔離者を受け入れているホテルは下記のホテルです、私もリスト内のホテルに宿泊しました。
ホテル入場時に、中国のような体温検査等のチェックなし。
チェックイン時に、発熱時の対応や保健所の連絡先などの説明を受ける。
ホテルは、コロナ対応で清掃が毎日ではないことや、エレベーターの人数注意(4人まで等)、マスクをすること等の基本的な対応はあるが、自由に外出は可能。
チェックインまでは、日本人ばかりだろうと思っていたが、ほとんど外国人だったのが以外だった。
ホテルのレストランも一部オープンしており利用可能(但し密にならないように、人数制限はしていた)。
食事はコンビニを利用していたが、途中飽きたのでイオンのネットスーパーで別の食材等を配送してもらう等工夫した。
たまたま洗濯機つきのホテルだったので、洗濯出来て助かった。
ホテルについては、以下の予定を事前に考えて、物資を準備しておくことをおすすめする。
まとめ
日本入国用健康コードの登録は、「次へ」ボタンが多く、中国健康コードより入力が面倒です(コード発行後の修正も出来ず1からやり直し)。
自主隔離ホテルについて今では送迎サービス付きの一軒家もあるので、選択肢が増えていると思います。
私も途中まで下記2社の見積もりを取っていましたが、費用や施設の希望(洗濯機やキッチン付き等)も細かく要望を聞いてくれます。
諸事情で私は最終的にホテルを使用しましたが、家族連れの場合は、以下のサービスでアパートメントを借りることをおすすめします(広い・キッチンや洗濯機付きもあり)。
まだまだコロナウィルスが猛威を振るっており憎らしい限りで、いつかこの記事を笑って読める日が来ることを祈るばかりです。
中国は各種抑え込みにより早々に収束しましたが、日本含め他の国はまだまだ感がありますから要注意ですね。
この記事が同様に日本に帰国される方の為になればと思います。
そして日本に帰国した以上、このブログ名『しげんちofチャイナ』を今後も使い続けるのか悩み始めてるところであります・・・。