中国語を学習し、簡単な会話が出来るようになってくると、新しい悩みが出てきます。
目次
語学学習の壁は単語力
相手のしゃべっている『音』は分かるけど、意味が分からない。
そう、単語力不足です。
自分が知らない単語を何回復唱してもらっても、そもそも知らないので理解出来るはずが無いのです。
よって、中国語検定3級orHSK5級より上のレベルになると、次に単語量を増やすことが必須となってきます。
中国語検定3級やHSK5級を取得しているレベルだと基本文法力やヒアリング力はあるはずなので。
単語力を増やす方法
では、単語量を増やすにはどうすればいいのか。
世の中に色々な覚え方とかあり、ある程度の数量までは対応出来るんですが、最終的にはもうひたすら書く、書いて使って覚えるしかないということが分かりました・・・。
中学生の頃の英単語を覚えたことを思い出して下さい。
ひたすら書いてませんでした?
中国語単語勉強のおすすめ書籍
まずは、中国語の単語集の本を買いましょう。私はこれを使っています。
著者 | 佐藤正透 |
発行 | 株式会社 語研 |
書名 | 何から何まで言ってみる 暮らしの中国語単語10000 |
ページ数 | 686ページ! |
値段 | 2,500円 |
その名の通り10,000語の単語が収められています。
単語以外の文法や発音方法等一切ありません、ひたすら単語のみ。
分野ごと(学校用語/食べ物用語等)に分かれているので、自分が興味あること、必要なことから始めることが出来ます。
先日も心配だったけどhontoで買ったらちゃんと届いたもんね。
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暮らしの中国語単語10000は中級者向けだと思います、初級者がいきなりこれで学習するとあまりのボリュームに挫折する可能性大。
例えば『観光地に行く』という部分だと、観光関係の単語がギッシリ。
全部で687ページあり、辞書並みですので、旅行に持って行くような使い方は出来ません。
ですが、単語だけに特化した本ですのである意味貴重。
学習習慣化
大事なのは習慣化することなので、毎日通勤してる人は、通勤時間は必ず学習時間とする。
昼休み時間が長い人は、ご飯の後は必ず学習時間とする、といった具合に。
私の場合、毎日早起きするので、起きてから30分は水を飲みながら単語を学習する。
寝る前30分も水を飲みながら単語を学習する。
朝と夜水を飲む習慣があったので、それに単語学習をセットしました。
どんな人も毎日の習慣が必ずあるはずですので、それとセットにすることが、習慣化することに繋がるはずです。
おすすめの学習方法
私の単語の覚え方。
最初はよくあるリング式の単語帳を使ってました。
表に中国語を書いて、裏に意味とピンインを書いて毎日ペラリペラリと・・・、全然覚えれんし、なんか1ヵ月後結構忘れてるぞ。
やはり、文字を覚えるのは、見る⇔書くの往復作業じゃないと効率が悪いようです。
会話練習も聞く⇔話すの往復練習が一番効率良いですから、書くのもそういうことなのでしょう。
罫線ノートの左端に日本語を書き、すぐ右側に中国語、上にピンインを書いて1つ書く毎にピンインを呟いています。
こんな感じでノート下方向に進んでいき、2週目からは1列目を左手の指で押さえて、見えないようにして自分が覚えてるか確認しながら書く。
寝る直前が一番記憶出来る
夜1回書き、朝起きて覚えてるか確認します。
あまりひたすら書き続けても効率が悪いことが分かりました。
夜1回or2回くらいで十分です。
なぜなら、人間は単語を覚えるのは寝る直前が一番良いからで、寝る直前に考えたこと・やったことは覚えてるそうです。
朝起きて覚えていたら、その単語は二重線で消す。
ノートの半分くらいが二重線で消えてきたら、新しいページを作って2枚分を学習する。
1ページ全部覚えてしまったら、そのページはクシャポイです。
捨てるという行為=単語を1ページ分覚えたという達成感です。
なぜなら、単語ははてしなく勉強しないといけないので、時々達成感が無いと多分精神的に続けられません。
普段会話で使いそうな言葉から学習する
普段使いそうな言葉だと、中国語をちょっと話すときに使えるじゃないですか。
でもまったく使わない言葉だと、覚えてから半年も経てば相当忘れてしまいますので、効率的にやるには、普段使いの単語からやった方がいいと思います。
この記事で紹介した参考書で言うと
中国人の知り合いがいたら、覚えた単語を使って話してみたり、チャットしてみたりすることが重要です。
勿論中国語を勉強する目的にもよるので、何から覚えていくかは自分で決めて下さいね。
繰り返して成果は数字にする
後は、この練習を習慣化して『毎日少量をひたすら繰り返す』。
例えば、2日くらいでノート1ページ分(15ヶ)くらいは最低限覚えれます。
6日(1週間)でノート3ページ分(45ヶ)。
日曜は3ページ分が本当に身に付いたかテスト、2、3個忘れてても気にせず新しい単語を取り組むこと。
1週間45ヶ×52週=2340ヶ≒1年分。
調子がいい時等は1週間で100~200くらい覚えれます。
また、大事なことは学習を開始してから自分が何個学んだかを記録することです。
数字が増えることはモチベーションアップにつながります。
最初は100ヶくらい頑張り、100ヶ到達したら次は200ヶを目標!とか。
私は2020年2月から新しい方法で開始して6ヶ月で4307ヶ覚えました。
もちろんその中には既に忘れてしまったものもありますが、また後日覚えます。
単語量を増やす作業は、最初のうちは如何にしてモチベーションを上げるかと、如何にして習慣化してしまうかが重要です。
中国語の単語量の目安
HSK5級で必要な単語量は、常用中国語で2500、HSK6級で5000語と言われてますので、まったくの初心者でも3年あれば6級に必要な分は覚えれることになります。
HSK6級は中国公認試験の最高クラスです、3年頑張れば最高クラスに到達出来ることになります。
まさに石の上にも3年。
まとめ
単語はとにかく、人に聞いたり本を読んだとはでは絶対に増えないので、地道に反復しかない。
単語量を増やすことをやってるうちに、これだけははっきり自信を持って言えます
『聞き流すだけで、外国語を話せるようになるCD』なる物が通販等で売ってますが、単語知らないのに喋れる訳ないでしょ!と。