中国の銀行口座はお金を預ける以外に、とても重要な役目があります。
何かって?
ネットバンキング機能です、今や中国は買物・タクシー配車・電車のチケット最早アプリで支払えない物はありません。
逆に現金不可の場所が増えつつあります。
お金を預けるではなく、アプリで支払いをする為にまず銀行口座を開設しに行きましょう〜。
目次
中国で生活する為に銀行口座が必要
中国で生活を始めると必要なのは、①携帯電話②住居③銀行口座です。
携帯電話があっても銀行口座が無ければ、wechatペイ/ALIPAY等使えず、快適な生活は出来ません、というか今の中国だと何も出来ません。
ALIPAY無かったら淘宝ネットモールを活用したネットショッピングもできません。
現在の中国でネットショッピングが出来ない=まともな生活出来ない、と思って間違いありません。
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タオバオ(淘宝)アプリの使い方 中国で活用出来れば快適生活【中国定番アプリ】
中国でネットショッピングするならタオバオ
何はともあれネットバンク機能付の銀行口座をすぐ開設に行きましょう。
外国人が中国で銀行口座を開設
1人1口座
2020年6月現在、外国人は1人1つしか銀行口座を開設出来ないことになっています(と銀行員に聞きました)。
但しルールはコロコロ変わるので、これを読んでいる頃には既に変わってるかもしれません。
以前は複数OKだし、短期出張者でもパスポートだけで銀行口座を作ることが出来ました。
マネーロンダリングとかの関係でしょうか、外国人は原則1人1つとなっています。
原則ですが、銀行によっては口座開設する場合に、詳細に調査をしない場合もあるようで、銀行によっては出来ることもあるようです。
どうしても作りたい人は手当たり次第に行ってみるのも手かと。
中国の銀行口座開設準備
口座を開設するのに必要なものは
最近は居留証や工作許可証(仕事の許可証)も必要な場合があり、居留証を取ってから開設した方がいいです。
このあたりも、時々ルールが変わりますが、年々厳しくなってるのは確かです。
中国の銀行口座と通帳と電話番号
中国では銀行口座と携帯電話番号は紐付けられています。
よって、銀行口座を作り前に中国の携帯電話番号を取得してください。
また口座から出金や入金があった場合には、その電話番号にショートメッセージ(金額と内容と現在総額)が届くようになっています。
存折(通帳)は不要と思います。
口座開設時に通帳有/無を選択できるようになっています。
私は通帳持っていません、管理したり無くしたりしないかとか考えるのが面倒だったので。
ネットバンク機能は開設時に申請必要
銀行口座には、実店舗やATMのみ使える口座と、インターネット用にネットバンク機能を付けた物があります(最近はほぼ自動で付いてくるようですが)。
ネットバンクは機能は絶対必須なので、開設時に必ず申請しましょう。
「我要网上银行」と係の人に伝えて下さい、网上はインターネットの事です。
中国の銀行は日本の銀行と比較すると下記の点で優れています。
- ATMが24時間稼動している
さすがに真夜中に引き出したことはないですが、9時くらいに人が多いデパート等で引き落としたことはあります。
最近はネットバンクオンリーで現金を持ち歩かない為、個人的に需要は減りましたが、現金時代に夕食を食べる際、現金不足に気づいた時は重宝しました。 - 手数料が激安
ATMで何時に引き出しても土日だろうが手数料はゼロです。日本も見習え。銀行間振込み手数料は0.1%くらいです。
10,000元(150,000円)送金して10元(150円)くらいですかね。
こちらも安い。
このようにお金を動かしやすいから、中国内をお金が流通し、経済が回ると言う意見もありますが、どうなんでしょう。
確かに言えることは、日本の銀行手数料はボッタクリ。
口座開設にあたり1人でやるか助けを求めるか
中国語が喋れない人は、中国人の知り合い等と一緒に行けばスムーズに出来ますが、スマホ翻訳アプリとガッツがあれば喋れなくてもなんとか開設出来ます。
私の格言は、『外国で喋れなくて色々困ることがあっても、普通は死なない』です。
死ぬほどのことにはならないから1人でチャレンジするのも、海外では良い経験です。
口座開設は中国語で『开个账户』です。
口座開設お奨めの銀行と時間帯
外国人が多い都市部の銀行であれば、必ず1人は英語が話せる行員がいます。
日本人駐在員が多い地域だと、日本語を話せる行員がいる場合もありますので、そのような銀行で作るのもひとつの手です。
中国では土曜日でも、大体どの銀行も午後5時まで営業してる(日本も見習え)ので、土曜午後2時くらいが人が少なく、行員も暇そうなので1人で行く場合はその時間をお勧めします。
『日本人が来たぞー 』って(笑。でも都市部の銀行員はとても親切だし、フレンドリーなので全然心配する必要ないです。
私が行ったときも客は私一人だけで行員が3人来て寄ってたかって助けてくれました(笑。暇なのが嫌いなのと、野次馬根性の塊ですから、彼ら。
口座登録内容の更新
下記内容が変更になった場合、窓口で変更申請が必要です(中国人は機械でも出来ますが外国人は窓口対応)。
特に携帯電話番号は、引出し時のショートメッセージ機能があるので必須です。
他2つは緊急を有しないので時間があるときにでも。
変更時もパスポートが必要です(更新の場合は旧パスポートも)
変更は時間が掛かる(30分以上)ので時間に余裕がある時にしましょう。
中国四大銀行
2020年現在中国の四大銀行は以下です、略して中、建、農、工。
四大銀行というくらいどこも大手ですから、どこで作るか迷ってる人は、この中から選ぶのがいいのではないですか。
DiDi等使用するアプリによっては、直接銀行のキャッシュカードと決済の紐付けすることが出来ますが、四大銀行のどれかと対応しています。
逆に言うと、四大銀行以外はほぼ非対応。
因みに私は農業銀行、理由はたまたま近くにあったので、四大銀行と知ったのは後のことです。
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中国の銀行のATM使い方
銀行の口座とネットバンク機能とキャッシュカードさえ作ってしまえば、外国人が銀行支店に行く頻度は1年に1回あるかどうかです。
更に昨今では、wechatPAYやALIPAY等のオンライン決済で殆ど生活出きるので、お金の引き出しをすることも無いと思われます。
但しそれでも時に現金が必要になることがありますので、ATMの使い方を紹介しておきます。
説明で使用している写真のATMは建設銀行の引出し専用ATMです。
お金の引き出し方
1.カードをATMに差し込む
カードを入れてないときの画面です。
日本のように最初に手続き方法を選びません、いきなりカードを差し込んで下さい。
CARDと書いてあるので誰で分かると思います。
ICチップ入りのカードは、ICチップ入りカード置き場がありますが、機能や取引金額の制限等があります。
人気の無いATMでカード置き場においたカードを背後から強奪される事件もあるので、お勧めしません。
他の銀行もそうですが、カードを入れるとこのような注意喚起の画面が出ます。
最近ショートメッセージの詐欺があるので、パスワードは人に絶対教えないように等。
继续(継続)ボタンを押して進んで下さい。
2.パスワード入力
銀行でキャッシュカードを作ったときのパスワードを入力します。
上記でも書いてますが、中国のパスワードは数字6桁です(日本は4桁)。
入力ボタンは背後から見られないように色々工夫がしてある為、打ち込みする際も非常に見にくいのが特徴です。
因みにすぐ下に見えてる取款口CASHは、現金取り出し口です。
このATM機は、引き出し専用のため、投入口がありません。
中国のATMは引き出しと、投入口は別々です。
パスワード入力画面です、もうこんくらい隠してくれと、、いやそんな隠したら自分で数字見えんし!
密码はパスワードのことです、入力後確認ボタンを押してください。
3.取引内容選択
代表的な取引内容の中国語を説明します。
基本的に使用するのは转账か取款の2つです。
このATM機にはありませんが、預金(預け入れ)は存款です。
4.お金を引き出す場合
取款のボタンを押すとこのような画面になります。
金額はボタンで打ち込む場合と、定額ボタン(100元/500元/1000元等)があります。
定額ボタン及び1回の引き出し額(2,500元~5,000元)はATM(おそらく単独ATMか銀行並列ATM)によって違います。
5.お金を取り出す
お金が出てくるので、取り出して確認して下さい。
同時に、スマホに取引金額がショートメッセージで届きますので、間違ってないかと残高を確認。
6.振込みしたい場合
转账ボタンを押して、相手の口座番号を打ち込んで下さい、自行他行ともに可能です。
振込み金額を打ち込んで、実行すれば、翌営業日に振り込まれます。
7.カードを取り出す
退卡ボタンを押すとカードが出てきますので、取り出してください。
どの銀行のATMも、しっかりささってるのでグッと引っ張らないと取れないです。
最初は若干不安になりますが、そういうものだと思って下さい。
出てきてるカードをある時間取り出さないと、ATM機に取り込まれますので注意して下さい(取り忘れカードが他の人に盗られない仕様)
万が一取り込まれたら、行員に助けを求めて下さい。
取引内容はショートメッセージで届くので、取引内容印刷は不要ですが、必要な場合は、退卡ボタンを押す前に打印凭条ボタンを押すと明細発行してくれます。
中国の銀行解説とATMの使いかたのまとめ
2020年現在、ほぼ全ての支払いがスマホアプリ上で行える為、ATMで現金を下ろす機会は殆どありません。
銀行口座はネットバンクの為に開くものと思って下さい。
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