日本では、子供の頃に投資の勉強をする機会が殆どありません。
先進諸外国では、子供の頃から学校の授業で株や不動産といった投資に対する学習項目があります。
日本でお金を稼ぐことを大っぴらに話すと、ガメツイとか金の亡者と思われる風潮があります。
でも、自分の子供には将来苦労をして欲しくないと思うのは、全ての親が思うことです。
少しでもお金に関することに興味を持ち、正しい知識を得ることが出来ればと思い、この本を紹介します。
この記事で紹介している「お金のこと」を子供に読ませれば、お金に関する基本的な知識から、株や投資に簡単な入り口程度知識を得ることが出来ます。
目次
学校では教えてくれない大切なことシリーズ3 お金のこと
「学校では教えてくれないシリーズ」は、学校では教えてくれないけど、子供の実際の生活に深く関係している事をテーマとした学習漫画です。
友達関係とか、整理整頓とか、親が教えるのがちょっと難しい内容を漫画で自己学習出来ます。
漫画としてもクスリと笑える箇所が多いので、単純な漫画としても楽しむことが出来ます。
今回は「お金のこと」がテーマ。
「お金のこと」の書籍データ
「お金のこと」のあらすじ
アフロ先生(本名 福沢勇希)が4人の小学生(西園寺麗香、小金井貴史、樋口一代、野口英太)に、お金について色々と教えてくれます。
アフロ先生はニートだけど、実家がお金持ちでお金の事に詳しく、小学生に優しく教えてくれます。
先生は最後に皆とお別れしちゃうんですが、、、感動の展開が。
この本を読み進めていくと、お金がどうやって生まれたのかから始まり、お小遣い帳のつけ方や銀行の役割、景気や株といったお金に関する全般的な知識を学ぶことが出来る。
漢字には全て振り仮名がふってあるので、内容的には少し難しいが読むだけであれば小学1年生でも可能。
子供に読ませたいシーン お金と友達関係
貴史が英太にお金の貸し借りをするうちに、友達関係が微妙になってしまう。
ちゃんと返してくれる友達もいるけど、こういうことにならないようにお金は貸さないようにしよう! 学校では教えてくれない大切なこと3 お金のこと
子供に読ませたいシーン 教科書だってタダじゃない
英太が買い物したときに実は税金を払ってる事を、アフロ先生から教えてもらう。
消費税は、高齢者の医療費や子育て支援など社会福祉のために導入されたんだ 学校では教えてくれない大切なこと3 お金のこと
他にも、日本銀行ってお金預けれるの?とか、電子マネーやプリペイドカードといった現代的ネタも盛り沢山。
クレジットカードの話では、使いすぎると大変な事になるんだよという戒めも。
終盤は株式会社や景気の話まであり、大人も一緒に頷いてしまう。
「お金のこと」の書評
お金に興味が無くても、漫画として面白いので読みやすい。
私が小学生の頃は、こんな漫画あったかな? 内容的にも単純な、お金やお札の話だけではなく、現代的なクレジットカード・電子マネーの話もあり、お金にまつわる事項が簡単にまとめられています。
一つの項目を深く掘り下げた内容ではないので、株についてもっと詳しく知りたい!という欲求に対しては内容的に不足していますが、入り口としては十分だと思います。
欧米諸国では、投資の勉強なんかも学校で教えてくれます。
日本だと金融を勉強するのは、何か良くないイメージがありますね。
特に投資の勉強なんか、参考書などを使って独学でやるか、セミナー等に通うという方法しかなく、そのような事情も昨今の「社畜」という言葉に繋がってるのではないだろうか。
お金は生きていく上で絶対必要な物である以上、子供の頃から正しい知識を身に着ける事は大切なこと。 そういう手助けをしてくれる本です。
こういう人におすすめ
下記の方におすすめします
- 子供に将来お金持ちになって欲しい
- 子供がお金のトラブルに巻き込まれないで欲しい
- 税金や株式や投資を勉強させたい
特に子供に国語や算数は教えれるけど、お金や株式を教えるのは難しい、と思う方におすすめします。
「お金のこと」我が子の感想・影響
下の子(小2)が突然、小銭を札に変えてくれと言い、紙に合計金額を計算していました。 お金を貯める事に目覚めたようです。
友達とお金の貸し借りをしそうな年頃になったらまた読ませようと思います。