塾に通わせる?家庭教師を雇う?
もっと基礎的な事があることを知ってますか? 政治家・経営者・スポーツマン・世の中で成功している人の大部分が必ずやっていること。
それは読書です。
この記事では読書がなぜ重要なのか、子供に読書の習慣を着けさせるにはどうしたらいいのかをまとめています。
子供に読書の習慣が付くと、必ず良い将来が待っています。
私の2人の娘も小さい頃から読書の習慣を付けさせてきて、今現在小学校高学年・中学年ですが、1日に1冊の文庫本を読む程の愛読家になりました。
目次
読書がなぜ人生で重要なのか
私の尊敬する大学の教授が言ってた、今も教訓にしている台詞
「公式は覚える必要はありません、どこを探せば公式が見つかるのか探す方法を理解して下さい」
情報を覚えるのではなく、正しく探す方法さえ知っていれば問題ないのだと。
普段の生活や仕事でも、分からない事や困難な場面に直面した際、重要なのは”自分で調べて正しく解決する”力があるかどうかです。
情報を正しく調べることと、読書には大きな関係性があります。
近年はインターネットで調べることは、情報を得る一つの手段となっていて、誰でも利用することが出来ます。
但し、インターネット上では情報が溢れすぎていて、それらの情報を正しく読み解く力が無ければ、情報は只のゴミと同じです。
つまり本・辞書で調べる能力の無い人(正しく読み解く力が無い人)は、インターネットでも正しく調べることが出来てないといえます。
裏を返せば、情報を正しく得る為には、本・辞書で調べる能力を身に着ける、その為には読書が必要ということです。
読み解く力を養う為に、本を読み中身を理解する習慣を身に着けることが重要なのです。
子供の頃から読書をすすめる理由とゴール
読書の習慣は一朝一夕ではなく、子供の頃からの積み重ねが大きいといえます。
子供の将来を考えたときに、読書をすすめる理由(目的)については先ほど述べました。
保護者は、子供に読書の習慣を着けさせてあげる裏方の役割ですが、そのゴールについても設定しておきましょう。
・ゴール:子供が自分で図書館で本を借りてきて読む(漫画以外がベター)
繰り返しますが、何でも自分で解決出来る人間を育てる為には、本を読む習慣というのは非常に重要です。
読書を始めるにはまず図書館へ
ですが、普段本を読まない子供に、いきなり「本を読め」と言っても無理です。
習慣の無い子供には、日頃から少しずつ本を読む習慣を着けさせるような行動をしましょう。
先進国の学校においては低学年時に”読書”という授業時間があります。
高学年になると、本に書いてある内容のテーマやまとめも提出させられます。
日本の小学生の夏休みの読書感想文の宿題が毎週あると思って下さい。 そのような日々の行いで読書をする習慣を付けていきます。
しかし日本の公立小学校には読書を習慣付けるカリキュラムが存在しませんので、親が頑張る必要があります。
まず、明日(仕事があるなら土曜日)図書館に行って何でもいいから興味を持ちそうな本を借りてきましょう。
自分が住んでいる地域にある図書館に行ったことがありますか?無ければまず行ってみて図書カードを作りましょう。
下表のとおり、現在日本には3303もの図書館がありますので、近くに無くてもちょっと行けばあると思います。
自治体数 | 図書館を設置する自治体数 | 図書館総数 | |
都道府県 | 47 | 47 | 58 |
市区 | 815 | 806 | 2607 |
町村 | 926 | 532 | 619 |
私立 | 19 | ||
計 | 3303 |
年齢ごとの読書方法について
ここでは、私が実際に2人の娘を読書家にした子供に読書習慣をつけた方法ですので、参考にして下さい。
対象年齢を過ぎたらもう無理なのかとういとそうではないです。
重要なのは年齢毎にどのようにして習慣づけてあげるかなのです。
0~4歳の時期
この年齢は実は勝負どころなのです。
毎晩寝かしつける為に、一緒に布団に入ると思いますが、ちょっと待って!寝る前の15分を使いましょう。
何の本でもいいですので、毎日本を読み聞かせて寝るようにしましょう。
先ほども述べた図書館に行けば、年齢ごとのおすすめ本がありますし、そのようなコーナーが無ければ司書におすすめ本を聞いてみましょう。
個人的な経験ですが、本を読む→寝るという習慣をつけると、段々体が覚えるのか、本を読んでる最中に眠くなるみたいで、寝かし付けも楽になります。
こちらの記事でも書いていますが、人間は寝る直前の記憶を一番最初に整理しますので、寝る直前の事は記憶に残りやすいです。
よって、就寝前の読書は学習にも役立ちます。
5~8歳
本のレベルを小学生低学年向けに変えて、色々な種類の本を借りてきて下さい。
この年齢になると、動物の本が好き・車の本が好きといった風に色々な事に興味を持ち始めます。
その興味を大いに利用しましょう。
時間が合えば、子供を連れて図書館に行き、読みたい本を自分で選ばせてみて下さい。
最初は表紙で選ぶんですねこれが(笑。
実際読んでみてつまらないと分かったら、次からちょっと中身見て選ぶようになります。
表紙が全てではないんだと、いい勉強になりますね。
もし、図書館に通ううちに、毎回借りたい本が出来たならAmazonなどで中古本を探してみて下さい。
幼児期~小学生低学年の本は、高学年になると読まなくなるので、よほどのお気に入りで無い限り新品の本は無駄だと思います。
本って以外と場所を取るし、重いので不要になったら、中古として売るか・図書館に寄贈するかになってしまいます。
この時期の本は収集が目的ではなく、知識を増やすことが目的と割り切って下さい。
もちろん中古本だと、時々汚れていたり・乱丁してたりしますが、中古本屋も基本的チェックしてるので、そのような不具合も稀です。
それに日本人は元々物を大事に扱う人種なので、中古といえどかなり綺麗ですので、大いに活用しましょう。
8歳以上
8歳時点で、家の本(漫画以外)を自分から手に取り、読んでいたら、親御さんの勝利です!
あとは、本屋や図書館に積極的に連れて行ってあげれば、自分から行動する本好きの完成です。
子供なので小説ばかり読んでると、時々漫画も読みたくなる時期です。
時には漫画もいいと思いますが、どうせなら学習漫画で学習も同時に出来るようにしましょう。
最近は、科学を主題にしたマニアックな漫画も増えて気ましtが、やはり学習漫画には劣ります。
- 普通の漫画:ストーリー主体+知識
- 学習漫画:知識主体+ストーリー
主体としている部分が大きく違うので、漫画であれば学習漫画を中心に揃えてあげましょう。
きっとお子様が興味がありそうな本があると思います。
読書をする上で注意してあげること
読書をすることはいいことづくしのようですが、失敗したこともありました。
それは、目が悪くなってしまったことです。
小学低学年はまだ視力が安定していない時期ですので、悪くなり始めると一気に近視が進みます。
私の娘も2人ともその頃読書が非常に好きだったので、好きなだけ読ませていたのですが、視力が落ちているのに気付きませんでした。
皆さんの子供がもし、読書好きになったら、好きなだけ読ませていいのですが、本を読んだあとは外を見る習慣も付けさせてあげて下さい。
そして、3ヶ月に1回くらい眼科で視力検査をお勧めします。
読書の重要性と子供の読書習慣のまとめ
読書の重要性と子供の読書習慣についてまとめます
- 読む力を備える=情報を理解する力を備える
- 読書の習慣は子供の頃から始めるほうが良い
- 自分の地域の図書館に行って本を借りてみる
- 年齢ごとの読書方法について
0~4歳:毎晩寝る前に読み聞かせをやろう
4~8歳:本を読みたいという気分を損ねないようにしよう
8歳以上:漫画は学習漫画を中心に揃えること
- 子供は視力低下には注意しよう