中国ではGoogleは使えません。
Google翻訳も使えないかというと、翻訳したい各言語をダウンロードしてオフラインで使えば問題無く使えます。
Google翻訳も中国で使えますが、以下の理由により百度翻訳という翻訳アプリをよりおすすめします。
百度翻訳をすすめる理由
- オフライン翻訳は常に最新ではない
- ピンイン表示あり
- 中国語から変換したときの正確性
特に長期在住の場合、3番目の正確性が重要になってきます。
長期在住の場合は、自然な翻訳が必要な場面が多く発生します。
また、2番目のピンイン表記ですが、私が知る限りではGoogle翻訳と百度翻訳のみです。
もちろん中国語⇔日本語だけではなくて、英語その他の言葉でも使用可能です。
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中国で便利に生活する為のおすすめアプリ12選
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他にも翻訳アプリはあるのですが、まずは百度翻訳アプリから始めるのがオーソドックスだと思います。
目次
百度翻訳とは
Baidu(百度/バイドゥ)翻訳は中国最大の検索エンジン百度を開発した百度公司の翻訳アプリです。
中国の翻訳アプリの王道として長らくその地位を得ています。
日本人が長期で中国で生活する場合において、仕事に生活に必要不可欠なアプリです。
実際に私の周りの駐在員も皆このアプリを入れていますし、中国人も入れています。
アプリだけではなく、ブラウザ版https://fanyi.baidu.com/もありますので、中華アプリをインストールするのはちょっと…という方はそちらをご利用下さい。中身は同じ仕様です。
Baidu(百度)翻訳のイントール
百度翻译-英语学习必备
Beijing Baidu Netcom Science & Technology Co.,Ltd無料posted withアプリーチ
アプリストアについて、GooglePlayには時々あったりなかったりします(原因不明)。
無い場合は、下記記事を参考にしてインストールして下さい。
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GooglePlayやAppStoreに無い中華アプリのインストール方法
GooglePlayやAppstoreに無い中華アプリのインストールの仕方
続きを見る
ID登録は不要で、ゲストユーザー状態で使用可能です。
インストール後、アプリを立ち上げるとこの画面になります。
unlockをタップして下さい。
するとこの画面になりますが、あまり気にせず選んでいいです、私はWorker。
その次も適当に選択して下さい、私はCommunicationにしました。
最後この画面ですが、何も選択せずにStartをタップすればアプリが立ち上がります。
色々選択しましたが、何に使われてるのか不明(笑
Baidu(百度)翻訳の使い方
Baidu(百度)翻訳アプリの基本的な使い方は、Google翻訳といったスタンダードな翻訳アプリと同じです。
ホーム画面です。
Chinese→Japaneseとなっている時は、中国語入力で中国語から日本語に変換です。
逆にしたい場合は中央の矢印部分をタップして入れ替えます。
Baidu(百度)翻訳アプリで中国語から日本語へ翻訳
まずは中国語から日本語へ翻訳してみます。
試しに「你好」を翻訳してみましょう。
一文字目の「你」を入力すると、よく変換されるその後の文字が出てきます(サジェスト(予測)機能)。
「你」の場合は、「你的」「你也一样」「你们的」「你自己」「你是我的一切」です。
二文字目の「好」まで入力して、「你好」にすると「你好」と一緒によく変換される文字が出ます。
「你好」と一緒によく変換されるのは「你好陌生人」「你好吗」のようです。
「你好」でも良かったのですが、今回は「你好陌生人」を翻訳してみました。
「こんにちは、見知らぬ人」、摩訶不思議な翻訳ですが、翻訳は間違ってません。
むしろこの言葉が本当によく翻訳されるの?という方が疑問です。
中央に写ってるおじさんはまったく関係ないのですので気にしないで下さい、何かの広告です。
2020年初期頃から実装された、日本語のルビ(ふりがな)機能ですが、これがめちゃくちゃ邪魔で読みにくいです。
おそらく日本語を勉強している中国人向けに実装したと思われますが、余計なことしたなという感じです。
日本語ルビとピンイン表記の表示ON-OFFは下記の方法で変更できます。
Baidu(百度)翻訳アプリで日本語から中国語へ変換
続いては日本語から中国語への翻訳です。
上部の矢印部をタップしてJapanese/Chineseを入れ替えます。
最近はやりのコロナウイルスを翻訳してみましょう。
冠状病毒と翻訳されました。
冠状=コロナ 病毒=ウイルスです。
百度翻訳のいい所は他の中華翻訳アプリには無い、ピンイン表記があるところです。
ピンイン表記があれば、ある程度中国語を勉強した外国人でも、発音することが出来るので助かります。
他の機能についてここで説明します。
Baidu(百度)翻訳アプリの翻訳正確性について
Baidu(百度)翻訳アプリの正確性について。Google翻訳と比較してみましょう。
翻訳する文書は、中国語で「新型ウイルスのせいで日本に帰れません」です。
Google翻訳だと、「新しいウイルスのために日本に戻ることはできません」となり、意味はわかりますが、かなり硬い感じです。
一方百度翻訳の結果は「新型ウイルスのせいで日本に帰れなくなりました」です。
非常に話し言葉としてスマートですね。
このように百度翻訳の中国語→日本語の翻訳結果は、違和感が少なく優秀です。
Baidu(百度)翻訳アプリの音声入力
入力部分にマイクマークがあり、タップすると音声入力することが出来ます。
聞き取り精度も割りと高いので、長い文章を翻訳するときは役立ちます。
また、中国語勉強中の人は、自分の中国語の発音が合ってるか確認することも出来ます。
むしろ後者の使い方が重要です。
音声翻訳は、ちょっとした通訳代わりに便利ですが、それのみに特化して使うならポケトークのような翻訳機の方が割り切っていて使いやすいと思います。
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翻訳機ポケトークの紹介
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翻訳機ポケトークを実際の中国語を色々入れて試した結果
Baidu(百度)翻訳のカメラ翻訳
Baidu(百度)翻訳アプリはカメラを利用して翻訳することが出来ます。
カメラ翻訳には2種類あり、全画面翻訳とスワイプ(撮影後スワイプして色が変わった範囲のみ翻訳)翻訳機能があります。
辞書の1ページを全画面カメラ翻訳してみます。
フォントの並びとか、大小とか誘拐犯の脅迫状みたいになってますが、翻訳はほぼ合っています。
こちらは部分翻訳です。
部分翻訳時は、別ウインドウに翻訳結果が出ます。
Baidu(百度)翻訳のまとめ
中国語を翻訳する中華アプリ百度翻訳の使い方を説明しました。
百度翻訳があればほとんどの事は翻訳出来るので、中国生活を始めたばかりの人は必須のアプリです。
使用方法について、Google翻訳を使ったことがあれば、大体同じなので迷うことは無いと思います。
翻訳だけではなく、学習用としても使えますので、ぜひ使いこなして中国語に慣れ親しんで下さい。
もし、学習用に調べた単語にまつわる例文がもっと欲しい方は、翻訳アプリDearTranslateがおすすめです。
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中国語学習用であればDearTranslate(有道ヨウダオ)翻訳アプリの方が良い
それでは、再現!