海外在住して実感したのですが、将来日本に帰任するのに、子供の日本の勉強はどんどん遅れていきます。
日本人学校がある地域であれば、問題ないのでしょうが、それ以外の地域の子供は現地校やインターナショナル校の勉強もしながら、日本の勉強まで出来ないのが現実です。
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海外生活での悩み・デメリット・困り事と対処法
海外駐在での悩み
親が学校と同じように教えるのは難しいでしょうし、日本人家庭教師は日本人が沢山住んでいる地域(アメリカ・上海・タイ等)では可能ですが、僻地ではいません。。
結果として日本の勉強が、日本に住んでいる子供と比較すると遅れ気味になります。
我が家以外の海外在住の日本人の子供も、ほぼ同じような状況であり、私の周り含めた保護者の子供の教育に関する悩みの一つでした。
そのような同じ悩みを持った親に、おすすめしたいのがオンライン学習(通信教育)で日本の勉強をする方法です。
この記事を読んで、日本や外国のオンライン授業に関する知識を得て、子供の学習にオンラインを取り入れることを検討してみましょう。
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小中学生オンライン学習(通信教育)のまとめと比較(特徴/費用/メリットデメリット)【海外で子供の教育】
小学生のオンライン教材の代表格である、「スタディサプリ」「すらら」「デキタス」についての比較レビューです
目次
オンライン授業がコロナウィルス環境下で注目度アップ
コロナウィルスで一気に注目度が上がったオンライン授業。
オンライン授業の準備は下記の理由により、日本の政府には頼らず各家庭にて準備することをおすすめします。
上記各理由についてそれぞれ書いていきます。
オンライン授業で必要な物は家庭内に殆どある
春節休暇中に旅行に行っている間、コロナウィルスが流行し始め我が家も旅行先(オーストラリア)から日本へ一時避難。
避難中に学校(インターナショナルスクール)が始まることになったのですが、暫くはオンライン授業にて対応すると連絡あり。
最低限必要な物がiPadだったのですが、たまたま旅行時の飛行機内の暇つぶし用にiPad-miniがあった為、子供用にアレンジして使わせることに。
Wi-Fi環境は既にあったので問題なし。
その後課題をよりやり易いようにと安いプリンターを購入しました。
実際やってみると分かるのですが、オンライン授業に必要な物は家にあるものでほぼ賄えるので費用はほぼ掛かりません。
オンライン授業で必要な物は既に家にある
子供はオンライン授業にあっという間に慣れる
我が子のインターナショナルスクールも、普段からICT教育は盛んで、幼稚園時代からパソコンに触れて検索の仕方等を学んでいました。
ですが、さすがに朝から晩までオンラインで学習するという経験は皆始めてで、やはり最初は子供も先生も色々戸惑い、うまくいかないことばかりでした。
しかし1週間もすれば、タブレットを使いこなしていました。
でもそれって見て欲しくないサイトとかも見てるかもしれないから、初期設定重要だね!
学校のオンライン授業の中身は、オンライン授業といいつつ、7割が課題で実際の授業は各教科40分が3コマ程度。
最初は動画による授業もカクカクで、Zoom動画による授業が、オンライン授業開始後1ヶ月を過ぎた頃に導入され、やっとスムーズになったのを覚えています。
海外のオンライン教育も発展途中だが一気に発達しそう
日本と外国のオンライン授業について、たまにニュース等でオンライン授業についいて、外国の学校は出来るから外国スゴい、日本ダメみたいなコメントを見ます。
でも安心して下さい、実際外国もまだそこまで内容は充実してません。
前述のように完璧とはまだまだ程遠いです。
ですが、先進諸国は元々ICT教育も盛んなので、今回のコロナウィルスを機会に一気に発展して、今後大きく差がつくこと可能性はありそうですね。
中国のオンライン授業
中国の全ての学校も3月~5月くらいまではオンラインにて授業を行っていました。
基本的にはグループレッスンで、教師が学校で教えるのと同様のことを実施という方法。
その日に課題が出され、その日のうちに提出する。
分からない問題等は、WeChatで教師に個別質問。
宿題は、プリントアウトしてやるもよし、そのままタブレット上でやるもよし。
最終的にはデジタルで出すか、写真を撮って出すかの違いであり、子供がやり易い方法を自分で選択出来る。
この辺りの事情について、元々中国ではWeChatで宿題を提出する学校も多いので、特に支障は無かったと思う(普段から中国の親は大変なのだ)。
中国社会のオンライン授業の受け止め方
中国政府から直接聞いたわけではないので、詳しくは知りません(笑。
ですが、この時期の中国のニュースは、オンライン教育関連のニュースが相当数ありました。
といった風に情報が溢れ、他の学校のいいところを取り入れようとしているのは外から見ても明らかでした。
日本政府はオンライン教育に熱心でない
日本の学校に通っている知り合い家族に聞いてみたが、昔住んでいた場所辺りの公立校ではオンライン授業をやっている学校は無かった。
私立校は学校によっては整備されているようである。
日本内でもンターナショナルスクールではオンライン授業をやっていたようである。
同じ国内で、教育に関する環境がこうも違っていいものだろうか。
そもそも日本は、子供がインターネットに気軽に接続出来ると、アダルトサイトなど悪い影響があるので、幼児期の使用はダメだという風潮がある。
しかし私の持論だと危険な事を正しく使う技術を教えることが教育です。
ネットのルールやマナーを学習する方法も世の中には沢山あるのですから。
最近は労働災害の観点からカッターで指を切る事故が発生したら、カッターを使わせない・ハサミで対応という職場があるが、目の前の困難から逃げてるだけで何の解決にもなってないことに気付くべきである。
日本の政府のオンライン授業の対応=文科省の丸投げ
海外在住の為、コロナウィルスの時期に、海外の日本人学校に通う関係者に配布される文部科学省のメールを見せて貰った事がある。
内容はざっとこんな感じ。
2月5日:海外日本人学校の閉校・再開状況の情報提供依頼
途中:海外から帰国した児童の取り扱い等
3月9日:「子供の学び応援サイト」の案内
「子供の学び応援サイト」はオンライン授業ではなく、家庭学習を支援するツールのリンク集です。
その後:特にオンライン授業に関する連絡等無し
新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業期間における児童生徒の学習については、既に各学校において、学校及び児童生徒の実態等を踏まえた家庭学習の取組等を行っていただいているものと承知しています。
文部科学省からのメール
1ヶ月以上何の進展もなく、それぞれの学校で勝手にやってるよねと、上から目線、文部科学省はこのような組織です。
要するに、文部科学省としてオンライン授業に関して何かするわけではなく、各学校で勝手に考えて取り組んでねということ。
現時点であまり国には期待しない方がよさそうである。
端末を各家庭で準備出来ない為、オンライン学習の構築が進まないという事情もあるらしいが、完璧な体制を整えてからじゃないと始めないのは日本人の悪いクセですね。
安いタブレットなら1~2万円で準備できるし、それを準備出来ないほど日本のは貧困は進んでるとは思えない。
本当にそうであれば税金で援助して下さい、大いに使ってもらって結構です。
もしくは前IT担当大臣がはんこ議連だったので?なかなか進まないんでしょうか?。
上記のような事情や背景を考えると、オンライン教育に関しては、各家庭で検討した方が良さそうである。
外国のオンライン授業はまだまだ未完成だが、日本よりはマシ
オンライン教育のメリット・デメリット
オンライン教育を受けて、学校の授業を受講するだけではなく他にも以下のようなメリットを実感しました。
Ipad等の情報機器の取り扱いに慣れる
情報機器がゲームではなく学習に使うという認識付け
将来のオンライン授業の準備
オンライン授業を受けるついでにタブレット操作にも慣れました。
アプリでゲームさせておくより数倍子供の為になるし、勉強の道具という認識が出来ました。
将来のオンライン授業や、オンライン留学といったオンライン受講について、学ぶ姿勢の準備が出来た。
逆に以下の項目のようなデメリットも実感しました。
長時間のタブレット使用で目が悪くなる
授業中に通信が切れるトラブルがあると時間が無駄
子供なのでタブレットを長時間見続けるのは、目を酷使しますので、適度な休憩が必要です。
なんらかのトラブルで通信が切れると、リアルタイム授業が見れなくなるので、配信側で録画する等の配慮が必要です。
オンライン学習のまとめ
下記の理由により、海外に在住している子供や、何らかの理由で日本の学校に通えない子供に、オンライン学習をおすすめします。
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