TIGERⅠをつくる その3
その2の続きで、塗装が完了したTIGERⅠにダメージ仕上げと汚し仕上げをして使い込んだ感を出していきます。
はっきり言って、プラモデルを作ってて個人的に一番楽しい作業です。
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プラモデルは大人におすすめのインドア趣味。TAMIYA TIGERⅠ素組み
久しぶりのプラモデル制作、TAMIYA TIGERⅠその1
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プラモデルは大人におすすめのインドア趣味。TAMIYA TIGERⅠ塗装
久しぶりのプラモデル制作、TAMIYA TIGERⅠその2
TIGERⅠをチッピング
塗装の剥げた感じをシルバーチッピングで表現
まずは塗装が剥げた感じを演出する為に、タミヤアクリル塗料XF-1クロムシルバーにてチッピングしていきます。
物体は角部が一番最初に擦れる場所なので、角部を中心にチッピングしていきます。
チッピングにはスポンジでポンポンする方法等色々ありますが、今回は筆でしました
小さめの毛先が短めの筆で、塗料皿で筆についた塗料を出来るだけなすりつけて、筆の塗料が少し乾燥した状態で、筆の腹でこするようにします。
塗装が剥げた部分(材料むき出し)の錆をチッピング
次に先ほどシルバーチッピングを施した箇所=塗装が剥げたと想定した箇所が、塗装が無いので錆びるでしょうと想定した感じにします。
シルバーチッピングの上からAKインタラクティブのライトラストで塗ります。
今回のジャーマングレー塗装のように暗めの塗装だと、シルバー色が下地に無いとライトラストは目立たないです。
ライトラストは粒子感があって錆粉が出たような雰囲気が出るので好きな塗料ですが、粒子はすぐ底に沈むので、塗っては塗料をかき混ぜ塗っては・・と繰り返すのがコツです。
錆塗装する前に、ダメージ感を増やすため砲塔部などを半田ごてのコテ先で少し焼きました。
攻撃を受けたような感じ。
錆箇所は雨だれで錆が垂れてきたような感じも出すことができます。
小筆で雨垂れラインを描いていく方法と、滴をのせて自然に垂らす方法です、後者だとちょっとやりすぎ感があるんですよね。
上の写真の左側は筆で描いて、右側は垂らしています。
垂らす時は下地が見えるくらい薄めた方が、リアルに見えますね。
楽しく作業を進めていたのですが、チラッとパッケージを見て、ハッと発見してしまった!
ということで、1枚物で作られていた泥除けをタガネを使って分割しました。
ついでにラジオペンチでぐりっと捲って、ダメージ感も追加。
履帯はそのままだと、ピーンと張りがあって本物っぽくないので、重量感を出す為、ウェザリング前に上部はホイールと接着しておきます。
ホイールに瞬間接着剤を付けて、写真のようにピンセットを突っ込んでおくと、ピンセットの開く力で押さえられますので、乾くのを待っておけばいいです。
錆仕上げ完了です。
錆仕上げをしながら次のウェザリングのことを考えてて、もう少しダメージ感が欲しいと思ったので、左右の泥除けを一枚ずつ外しました。
接着した後と、位置決めの穴がむき出しになりますので、パテ埋めしてリューターで削り、この部分だけジャーマングレーで補修しておきます。
結構補修作業が大変でした。
TAIGERⅠをウェザリング(汚し)
続いてウェザリング(汚し)を施していきます。
今回はふき取り作業は無しです。
まずは全体を砂埃で汚れた感じにします。
使用する塗料は、GSIクレオスのMr.ウェザリングのブラウンです。
全体に薄く塗るため、薄め液で2~3倍に希釈します。
砂汚れまで完成です。
次回はドロ汚れに続きます。
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プラモデルは大人におすすめのインドア趣味。TAMIYA TIGERⅠウェザリング泥汚しと土汚し・戦車長も塗装。
久しぶりのプラモデル制作、TAMIYA TIGERⅠその4