すぐ使いたい方の為に、いきなり計算式を示します。
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中国に5年行ってる間に、日本の冷凍食品も相当進化して驚きました。
ご飯+おかずの冷凍食品は温めるだけで1食食べられてお値段290円だし、デミグラスハンバーグはソースに使ってるし、凄いよニッポン。
しかもご丁寧に包装袋にはワット数と温め時間が書いてあります、さすが気配りがある日本の冷凍食品。
しかしながら、一人暮らしなら問題ありませんが、家族4人分となると問題発生。
冷凍食品1つのレンチン時間が大体600ワット✕5分、4人分だと5分✕4=20分かい…、意外と長い。
なんとかこの時間を短くしたいと考え、ふとレンジを見ると700ワットに設定できるじゃありませんか。
そもそもワット数って何?ということで少し調べてみることに。
目次
電子レンジのワット数
電子レンジのW(ワット、以下Wで表示)数をずっと消費電力だと思ってましたが誤解してました。
電子レンジのW数は温める際のパワーです。
パワー✕時間=エネルギー、ということで高校生?で習ったエネルギー保存の法則から以下の式が成立します。
温める時間=(指定のW数×指定の温め時間)÷使う電子レンジのW数
これを利用すると600W✕5分=700W✕4分17秒≒4分20秒となり、40秒短縮できました。
4人分だと40秒✕4=160秒ということで約3分短縮できます、結構違いますよコレ。
じゃぁとにかくハイパワーで時間短縮しようぜ!というわけにはいかないのです。
500Wが推奨の食品を1000Wで温めると、パワーが強すぎて焦げたり、ふきこぼれたりするおそれがあります。
洗面器に水を溜める際に、水道の蛇口を半分ひねってすこしずつ溜めるのか、全開でジャーっと溜めるのかの違いです。
換算表にしてみた
最近のレンジは600Wが主流なようなので、前後500Wと700Wの換算表を作って、計算しなくていいように準備しておきます。
これがあれば、パッと換算出来るので便利です。
電子レンジの秒単位は10秒単位が殆どなのと、しっかり温めることを考慮して10秒以下は切り上げています。
その為、計算結果が1分60秒となることもありますので、了承下さい。
500W | 600W | 700W |
36秒≒40日 | 30秒 | 25秒 |
1分12秒≒1分20秒 | 1分 | 51秒≒1分 |
1分48秒≒1分50秒 | 1分30秒 | 1分17秒≒1分20秒 |
2分24秒≒2分30秒 | 2分 | 1分42秒≒1分50秒 |
3分 | 2分30秒 | 2分8秒≒2分10秒 |
3分36秒≒3分40秒 | 3分 | 2分34秒≒2分40秒 |
4分48秒≒4分50秒 | 4分 | 3分25秒≒3分30秒 |
6分 | 5分 | 4分17秒≒4分20秒 |
7分12秒≒7分20秒 | 6分 | 5分8秒≒5分10秒 |
8分24秒≒8分30秒 | 7分 | 6分 |
500/600/700W以外
いやいやうちのレンジは更にハイパワーで1000Wまでいけるんだよ、という方は冒頭でも紹介した下記の式をお使い下さい。
10秒以下の切り上げ方法は、上記と同じ仕様としています。
電子レンジ豆知識
せっかくなので電子レンジについてもう少し調べてみました。
電子レンジ発明者
電子レンジの発明者はアメリカ人のパーシー・スペンサーという技術者兼発明者です。
1947年に軍事用マイクロウェーブ発生装置であるマグネトロンを応用して、世界初の電子レンジが作られました。
軍事用から家庭用に転用される技術は多いですね。
高さ180cm、重量340kgだったということで、今で言う冷蔵庫くらいの大きさでさょうか。
日本初の電子レンジ
日本では1959年に東芝が日本製電子レンジを発売しています。
自分で調べてて、えっ、そんな昔からあったの…と思ってしまいました。
その後電子レンジといえばターンテーブルをシャープが1966年に発売しています。
私が生まれる前からターンテーブルあったんかい!という思いです。
ターンテーブル式電子レンジ豆知識
一般的なターンテーブル式電子レンジのマグネトロンは天井についていて、食品に当たらなかったマイクロウェーブは壁で反射します。
なので壁に近い方がよく温まります。
電子レンジ換算表のまとめ
この記事はブログというより、電卓叩くのが面倒くさい自分の為に作った備忘録です。
世の中に同じくらい面倒くさがりの人がいたら使ってください。
では。