日本に帰って来て(管理人は仕事で2020年まで中国で生活してました、勿論Wechatペイ愛用)からもキャッシュレス生活を出来るだけ続けたく、PayPayを使い始めました。
それから4ヶ月程使ってみたので、PayPayの使い勝手や、中国で愛用していたwechatとの比較レビューをします。
結論から先に言ってしまうと、「PayPayは予想以上に使えるし、日本がキャッシュレス後進国と叩かれてる理由が今のところ分からない」です。
目次
PayPayの概要
まずはPayPayの概要から。
PayPayは2021年3月現在でユーザー数が3,800万人のキャッシュレス決済サービスです。
運営しているPayPay株式会社は、ソフトバンクとヤフーの合弁会社として設立されており、バックボーンとして安心できます。
決済方法は、QRコードとバーコードの読取りさらせ(お店が自分のコードをスキャン)、読み取り(自分がお店のバーコードをスキャン)の二通りです。
アプリ内にチャージされた金額から引き落とします、ポイント還元もありますので、現金で支払うよりもお得です。
PayPayの使い方
PayPayのインストールと初期設定
まずはアプリをダウンロードしましょう、Apple/Android両方ともアプリストアにあります。
PayPay-ペイペイ(キャッシュレスでスマートにお支払い)
PayPay Corporation無料posted withアプリーチ
ダウンロード後、携帯番号で登録してIDを取得します。
IDを取得しただけでは、決済サービスは使用できず、本人確認を行います。
本人確認はスマホカメラを利用した自分の顔の画像認識と、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、運転履歴証明書のいずれか1点)の撮影です。
初期入力は少し時間が必要ですが、紙の書類が不要なので、そこまで面倒ではありません。本人確認は2,3日必要です。
本人確認が終わったらチャージ(引き落とし)口座の設定を行います。
口座は銀行口座とクレジットカードから選択できます。
銀行口座は画像の代表的な口座以外にも80以上の銀行から選択できます。ほぼ網羅してるんではないでしょうか。
銀行口座の本人確認は各銀行によって異なります。
また、世の中には銀行口座を登録するのが心配な人も一定数いますが、そのような方向けにコンビニ端末でチャージすることも可能です。
以上の流れの詳しくは公式ページを参考にして下さい、画像の例もたくさんあり分かりやすいです。
PayPayの使用方法
ホーム画面
モバイル決済がメインのアプリの為か、ホーム画面にはいきなり決済用バーコードが表示されています。
最新のホーム画面では、バーコードとQRコードが並んでいて、タップすると拡大されます。
Wechatは元はチャットアプリに決済サービスを追加したので、ホーム画面はチャット画面です。
PayPayのホーム画面は、同じく中国のモバイル決済アプリであるAlipayのホーム画面に近いです。
決済用バーコードはWechatとAlipayはアプリ起動後にバーコード表示させる必要があります(デフォルトでは)。
スキャンする/スキャンしてもらう
支払い方法は、世の中にあるその他のスマホ決済アプリと同じです。
お店のQRコード/バーコードをスキャンするか、自分のQRコード/バーコードをスキャンしてもらうかです。
自分のQRコード/バーコードをスキャンしてもらった場合は、決済後にこのような画面が出て「ペイペイ」って音が出ますので、お店の名前と金額が間違っていないか確認しましょうね。
お店のQRコードをスキャンした場合は、自分で金額を入力する必要があります。
金額をお店の人に確認してもらったら、決済ボタンを押して完了です。
使用履歴
使用履歴はホーム画面で下段にある”残高”をタップするとこれまでの入金・出金履歴を確認することが出来ます。
アプリのUIは非常に分かり易く、初めての人でも使いやすいと思います。
使えたお店
実際に私がよく行くお店中でPayPayが使えた店です(2021年5月現在)。
まだ4ヶ月しか使ってないので、データが少ないですが、日常生活をする分にはぼほ支払いできてます。
公共料金が支払えるようになったのは影響が大きいと思います。(他にもいくつかのスマホ決済で出来るようです)
おかげで最近は財布を持たずに外出することも多くなりました(緊急用の一万円札をスマホケースに入れてますが)。
コンビニ
セブンイレブン/ファミマ/ローソン
コンビニはほぼ使えますね、コンビニって大体が「ちょっと買い物」って感じなので、財布を持たずに出かけられるのはストレスフリーで嬉しいですよね。
公共料金
電気/水道料金/NHK/車の重量税
公共料金を銀行やコンビニに行かずに家で払えて、しかもポイントが付くというのは意外と知られてないのでは?
コンビニで支払いしてる人はぜひ切り替えて下さい、行く手間も省けますよ!
日用品
しまむら/ダイソー/はるやま
随分偏ってますが、チェーン店は結構使えるところが多いです。
外食
モスバーガー
コロナ影響で中国から日本に戻った後に、外食をぼほしてないので、まだデータ不足です。
その他
近所のタクシーで使えました、日本はUber等の文化が無いのですが、タクシーの支払いが出来たのは嬉しかったです。
Wechatと比較
あまり比較しても意味はないのですが、色んな所(ニュースや身の周りの人に至るまで)で日本はキャッシュレス後進国と叩かれてるので、比較が必要だと思いました。
以下、Wechat vs PayPayで比較していきます。
ユーザー数
Wechat:12億人 vs PayPay:3,800万人。
圧倒的にWechatが多いですがWechatは世界で使える国を増やし続けているが、PayPayは日本のみと言う事を考慮すると、比較には意味がないかもしれません。
それでも12億人という数字は凄まじいですね。
決済までの手順
これ何かというと、スマホをスリープから復帰させて決済バーコードを出すまでの手順です。
スマホ決済をやり続けると分かりますが、手順を出来るだけ少なくしたくなります。
Wechat:3タップ〜6タップ vs PayPay:1タップ
Wechatは起動したホーム画面から、スキャンを起動するなら右上の+ボタンでスキャンを選択します、つまりは起動⇒+ボタン⇒スキャンで合計3タップ。
また、自分のバーコードを出すためには、ホーム画面から自分を選択して、Payからマネーとタップする必要があります、起動⇒自分⇒Pay⇒マネーで合計4タップ、さらに指紋認証を設定している場合はさらに長く、起動⇒自分⇒Pay⇒指紋認証⇒マネー⇒指紋認証と合計6タップです。
一方PayPayはというと、起動したらいきなりバーコードが出ますので1タップです、スキャンの場合はそこからスキャンボタンをタップするので合計2タップ。
但しセキュリティ上ではPayPayは危ないのかもしれませんが、PayPay決済に慣れると、Wechat決済には少しストレスを感じます。
また、Wechatのスキャンやバーコードはスマホのホーム画面にショートカットを設置すれば1タップなので、セキュリティを重要視するか否かで対応できます。
最高チャージ残高
いくらまでチャージ出来るかです。
Wechat:不明 vs PayPay:100万円(2021年5月以前は500万円まで可だった)。
Wechat上限は不明です、定期預金や理財(投資/定期預金)もあるので上限が無い可能性もあります。
まぁ普段の支払いがメインの人には関係ない話ですね。
付帯機能
その他便利な機能をそれぞれピックアップしました。
チヤット機能/人への送金/紅包/割り勘/カード特典/タクシー配車
この辺りがメインで使ってた機能です、Wechatの名の通り、元はチャットアプリですからチャットは勿論出来ます。
紅包機能というのは、グループ内で金額と数量を決めてランダム金額をばらまく機能で、ゲーム感覚でお金を配る時に使います。
カード特典は、各店舗のポイントカードでその中に個別でチャージする事もできます、これはPayPayにも欲しいです。
PayPay
人への送金/割り勘/UberEats/タクシー配車(didi)/PayPayフリマ
PayPayだとこの辺の機能でしょうか、まだそこまで使いこなせてません。
結論を言うと、通常生活レベルであれば機能上の差異で大きいのはチャットが出来るか出来ないかです。
チャットアプリを別で持っていればそんなに不自由はしません(むしろチャットを確認しながら送金したい場合は別アプリの方が便利)
YouはなぜPayPayを?
何故管理人がPayPayを選んだか?について。
アプリ動作が安定している
実は最初は楽天ペイを使ってたのですが、楽天ペイは少しでも通信状態が悪いと決済できず、数回そのようなことが続きました。
一方、PayPayは同じ環境でも毎回決済出来ており、ストレスが溜まる楽天ペイからPayPayに乗り換えました。
レジで決済する時に通信失敗でまごつくのが嫌だったからです。
もしかしたらスマホに原因があるのかもしれませんが、特にこだわりは無いので、今もPayPayを愛用しています。
ポイント運用できる
買い物などでポイントが貰えるのですが、只貯まるだけではなく投資のように運用して増やすことが出来ます。
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PayPayポイント運用は投資をやったことの無い人が投資とは何かを学ぶのにちょうどいいです
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まとめ
まだ使い始めて4ヶ月のPayPayですが、今のところ使えない店の方が少ない・アプリ機能がシンプル・通信エラーによる決済ミス無しという理由で概ね満足してます。
中国でWechatで決済していた支払い内容(日用品/食料品の購入・人への受け渡し/公共料金)は同等に出来ています。
なので日本のスマホ決済に対して、そんなに悲観することはないかと。
外食に関しては、日本のコロナがまだまだ落ち着いてないので試せていませんので、後日またレビューしたいと思います。
因みに私の生活スタイルは、人口10万人クラスの地域、主要チェーン店・コンビニ有り・元サラリーマン・車/自転車/徒歩平均・日本人平均年収/平均出費です。
東京大阪等の都会や、チェーン店等がほぼ無い田舎で満足度は違ってくると思いますが、1度使ってみることをおすすめします。