自分の子供が外であいさつしなかったり、公共の場所で走り回ったりと世の親は色々悩んでいます。
ルールやマナーを教えるときは、なぜそのルールやマナーが必要なのかも教えないといけないのですが、とっさに具体事例ってなかなか出てこないですよね。
普段からそういうことを教えることが出来たらと思ってたところ、この本を発見しました。
この記事で紹介する本「ちびまる子ちゃんのマナーとルール」を読めば、マナーとルールを学習出来るだけではなく、素敵な子供になれます。
目次
満点ゲットシリーズせいかつプラス ちびまる子ちゃんのマナーとルール
「満点ゲットシリーズ」は、集英社が出版している小学生からのまんが勉強本のシリーズです。
ちびまる子ちゃんの他に、こち亀の両さんシリーズもあります。
「ちびまる子ちゃんのマナーとルール」の書籍データ
「ちびまる子ちゃんのマナーとルール」のあらすじ
この本は全体が6つの章に分かれていて、それぞれの章が1つのストーリーのようになっています。
それぞれの章が、家の中のマナーであったり、学校内のマナーであったりと、シチュエーション毎に学ぶことが出来るので、興味の無い章を飛ばして読むことも出来る。
子供に読ませたいシーン 食事のしたく、たべ方、あと片づけ
家族皆で食事を食べ終わったあとにまる子が言った一言でお母さんが喜ぶ。
おいしかった~ごちそうさまでした。
学校では教えてくれない大切なこと12 ネットのルール
「ごちそうさま」は日本独自の素晴らしい文化です、外国人にそのごちそうさまの意味を教えてあげると、「なんて素晴らしい行動なんだ!」と言われるくらいです。
食事の回では、この他にも茶碗やお箸の並べ方、立てばしやくわえばしといった、はしでしてはいけないこと「きらいばし」や、食べるときに下品な話をしたり、喋りながら食べない食事中のマナーなど、ためになる内容が盛りだくさん。
子供にここだけ読ませてもいいくらいです。
「きらいばし」なんて、初めて知ったくらいですが、子供には知ってることにしておきました。。
大人も勉強になるなぁ・・・
子供に読ませたいシーン 電車・バスに乗るときには
買いものに行くことになったまる子たちが、電車に乗ることになり、駅のホームでまる子が走り出したシーンでお姉ちゃんが一言
階段やホームで走ったら人にぶつかったりしてあぶないよ 気をつけなきゃ
学校では教えてくれない大切なこと12 ネットのルール
子供と駅に行くと、切符を買ったり電車の時刻を見たりして、子供の行動からつい気がそれてしまうので、前もってこういうシーンを読ませておくと役に立つかもしれません。
「ちびまる子ちゃんのマナーとルール」の書評
ちびまる子ちゃんのマンガを読みながらマナーとルールの学習が出来ます。
色々なマナーとルールを解説しながら1つの章が1つのお話になっているので、非常に自然に読んでいけます。
むしろ章の途中で読むのを中断してしまうと、モヤモヤ感が残るので読み続けたくなる本。
電話の受け答えで、他の家族当ての電話の受け取り方等は、固定電話を付ける家庭が少なくなってきて、だんだん必要なくなってくるのかもしれないなぁと思いました。
学校のルールの回は、学校ごとにそれぞれルールがあるので、一律でそうというのではなく、「これが基本で、それぞれの学校で少しずつ違うんだよ」と教えてあげることも必要でした。
こういう人にお勧め
下記の人におすすめします
- ちびまる子ちゃんを見たことがある・好き
- 女の子
- 子供としてのルールを守って欲しい
内容的には、男子・女子にも共通するのですが、主人公がちびまる子ちゃんということもあって、女子の方が感情移入しやすいのではないかなと思います。
表紙でまるちゃんが「すてきな人になろう」と呼びかけてるのが印象的で、この本を読んだらすてきなレディーになれそうな感じがします。
ちびまる子ちゃんは、割と現実に近い漫画で感情移入しやすいですので、同じ年頃の小学生中学年くらいの女の子に読ませるとスッと入っていけると思います。
我が子の感想・影響
特に強調して教えたわけではないのですが、ハサミを渡す際に必ず持ち手の方を相手に向けて渡してくれるようになり、非常に感心しました。
読み返してみると、コラムにある「すてきなしぐさ」のページに、人のことを指差さない、とがった物は先を相手に向けないで渡そうとあり、これかと。
すてきなレディーになりたいのかと。
食事中のマナーの”まよい箸”や”挿し箸”などもこの本で覚えたようです、教えたことはありません。
よく下の子が上の子に対して、「挿し箸しちゃダメだよっ」て指摘してるのが微笑ましい。
マナーを教える時って大体子供が悪いことしてて、怒ってる時なんですよね、でも怒って聞かせても、子供って怒られてる時は、脳が停止状態にあるらしくまったく効果なし。
こういう本を読ませた方がよっぽど効果があるのかもと思える一冊です。