インターネットが世の中で一般的に使われだしてから20数年、情報は今や世の中に溢れる時代になりました。
子供が情報を正しく活用していくことは今後の人生にも影響しそうな気がします。
その為に必要なのが、ICT教育・情報リテラシー教育なのではないかと。
目次
ICT教育・情報リテラシー教育とは
ICT教育・情報リテラシー教育について、まず登場する単語について調べてみました。
ICTとは
ICT:情報通信技術(Information and Communication Technology)の略で、通信技術を活用したコミュニケーション・情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスの総称。
ITと混同されがちだが、明確に違うものである。
IT:コンピュータ関連の技術
ICT:コンピュータ技術の活用
ICT教育とは
ICT教育とは、インターネットのような通信技術を利用した教育(方法)のことです。
例えば、タブレットを使用して学習するだけでは正しいICT教育とは言えず、インターネットを活用したタブレットを使用した学習がICT教育です。
2020年のコロナウィルスで海外で話題になったオンライン授業もICT教育の一つです。
近年下記記載の児童が増えつつあることから、今後は以下の様な学習形態として期待されいているとのことです。
- 学習につまづいてしまった児童⇒個別対応が可能
- 不登校児⇒遠隔地授業
- 海外在住⇒個別対応や遠隔地授業
情報リテラシーとは
情報リテラシー:情報機器やITネットワークを活用して、情報データを管理し、活用する能力のこと。
リテラシーはLiteracy:識字のことで、読み解くことを意味します。
よって情報リテラシーとは、インターネット上から膨大な情報を手に入れるだけではなく、情報を収集・整理・組み替える高度な能力のことを指します。
情報リテラシー教育とは
情報リテラシー教育とは、上記の情報の収集・整理・組み換えについて学ぶことを指しますが、子供にとっては更に別の意味合いもあると学校のプリントからは伺えます。
子供の安全の為にと小学生高学年頃からお子さんにスマホを持たせている家庭も多いと思いますが、昨今は下記のような犯罪も増えつつあります。
- SNSいじめ
- SNSからの出会いでの誘拐や殺人
- 個人情報の流出
- インターネット詐欺
- ゲームアプリの課金によるトラブル
このような犯罪からお子様を守る為に、情報機器を正しく使うことやインターネット上の情報を正しく判断できるような教育が必要です。
そのような教育がコドモにとっては優先される情報リテラシー教育の一つだと思います。
ICT教育・情報リテラシー教育を受けるとどうなる
ICT教育・情報リテラシー教育を受けて能力を身に着けると以下の様なことになると考えられます。
×Googleである言葉を調べた
○Googleである言葉を調べて、その情報が正しいかどうか判断する為に、関連情報をいくつか集め整理し、自分の答えとして導き出す。
×パソコンの使い方をマスターした
○オンラインで他国の学校と討論会をしたり、学校に行けない子供はオンラインで授業を受けている
ICT教育・情報リテラシー教育の格差について
海外の学校を少し体験したことがありますが、海外のICT教育・情報リテラシー教育は進んでいます。
小学校入学前から、パソコンを使ってインターネット検索の方法を教えたり、PowerPointでプレゼン資料を作ったりします。
日本の公立小学校はといえば、パソコンが1人1台割り当ててない地域もまだあるそうです。
もちろん小学校によっては1人1台タブレットを与えられている小学校もありますが、国内の全ての子供が等しい内容のレベルで最新のICT・情報教育が受けられているかというとそうではない。
その原因は、各地方自治体の予算の差、各学校の教育水準の差などいわゆる「教育の格差」と言われていますが、イコール都市と地方の差では無さそうです。
私は長崎県大村市から東京に引越して来ましたが、大村市はコロナで自宅待機の子供はオンラインで授業に参加してました。
逆に東京の公立校ではそういう対応が無いです(タブレットは同様に与えられています)。
体制なども含めると、都市部だから進んでいるとは一概に言えないようです。
親は何ができるか
今時はスマホを殆どの親が持っている=インターネットを使うことは、殆どの家庭で出来るはずです。
ということは、親がちょっと頑張れば、ICT教育やリテラシー教育を行うことが出来るということでもあるはずです。
ICT教育に慣れるという意味では、オンライン学習の機会があれば積極的に参加させてみるのもいいかもしれませんね。
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