前回ポケトークSの外観や使い方・メリットデメリット等紹介しました。今回は実際に使ってみた感想を述べたいと思います。

結論だけ言うと、海外によく行く人や外国人向けの仕事をしてる人は1台持っておくと便利です

ポケトークの通訳機能
単語の通訳
手始めにこのブログの記事の単語を通訳してみました。
結果としては、通訳結果はスマホのアプリと同等かと思います。以下が通訳の結果です。
○:正しい、△:惜しい、✕:合ってない、と表現しています。
吹牛
自慢話をしよう✕

说曹操曹操就到
噂をすれば彼もまた然り○

海量
マッシブ✕

左右
周り✕

没完没了
エンドレスですね○

老板!
ボス!○

没问题
問題ありません○

吃饭了没有
もう食べましたか○

没了
なくなってしまいました✕

卡
カードです△

不会吧
まさか、ですよね○

干吗
何○

然后呢?
そして、その後は?○

凉拌
チル✕

机会
オポチュニティ○

八卦
Gossip○

長文
数文字のは普通に通訳できて面白くないので、どれだけ長い文章が通訳できるか試してみました。
字数で73文字の文章は問題なく通訳できました。一回しか読み上げてませんが文の終わり方の「聖火」→「成果」のみが音声入力が間違っているだけで、他は完璧に音声入力出来ました。
こちらは、もう少し長い文章です。ゴッホの絵に似ている。と文章の途中に読点。があり、読み上げも少し間隔をあけたのですが、そこは流石に読み取れないようです。
全体的に音声認識としては優秀です。
AI会話レッスン
ポケトークと会話のレッスンが出来ます。今は英語と中国語のみですが、将来増えるのかもしれません。
使い方はメニュー画面から「会話レッスン」をタップします。
レッスン言語とシーンを選択すると、シーン内の会話選択画面になるのでさらに選択して進みます。
・移動
・レストラン
・観光
・ショッピング
の6シーンでそれぞれ5〜6の会話があります。たとえ話レストランであれば食事を注文する、トイレの場所を尋ねるといったように。
たとえばレストランで「食事を注文する」シーン。
AIが「欢迎来到欢乐汉堡。你想点什么?(ハッピーハンバーガーへようこそ、ご注文は何ですか?)」と中国語で聞いてきます。
最初画面上には中国語は表示されていませんが、「会話を表示する」をタップすると、中国語が表示されます。さらにタップすると日本語の訳が表示されます。
ハンバーガー屋さんには置いてなさそうな「啤酒(ビール)」と答えてみたところ
「抱歉,我没听懂(すいません、よく聞き取れませんでした)」と言われます。

いやいや、聞き取れてるよね?
数回このくだりを繰り返すとしまいには、「那您再看看菜单吧,我先为下一位顾客服务(じゃあもう1度メニューを見て、私はまず次のお客さんの対応しますので)」
となってしまいました。
次に、オーソドックスにハンバーガーと答えると、「汉堡包。没问题。在这吃还是外带?(ハンバーガーですね、分かりました、ここで食べますか?それとも持ち帰りますか?)」と店員さんが尋ねてきます。
「在这吃(ここで食べます)」と言ったつもりが発音悪くと「在家吃(家で食べます)」と読み込まれた結果となりましたが、店員さんは
「我帮您打包(持ち帰りにしますね)」と合わせてくれました。

こちらの言ったことに合わせた時は、AIぽいですね
シーンや会話量が少ないので初級者向けですが、もっと充実すれば中級者の会話練習にも使えそうですね。ソフトウエアアップデートに期待したいですね。
ハンズフリーβ
β版ということで、まだ開発中ですがホームボタンを幼くても音声入力が出来る機能があります。確かに頻繁に通訳していると、ホームボタンを何回も押すことになり、面倒くさく感じることもあったので、このニーズはありでしょう。
メニューからハンズフリーβをタップします。このモードはWi-Fi通信時のみのサービスらしく、Wi-Fi接続が必要です。ここであっと気づきます。

キーボードで入力できるやん!
Wi-Fi接続出来るので、パスワード入力する際にキーボード入力出来て当然なのですが、通訳機能が音声入力のみだったので、文字入力機能が実装されて無いと思い込んでました。
但しめちゃくちゃキーが小さいので、相当打ち間違えました。通訳機能でキーボード入力があっても、イライラするだけかもしれません。
お試し版の認識に同意してスタートすると、常に話してくださいという画面になります。しばらく放置しているとミュート画面になります。
ミュート状態はマイクアイコンも赤になるので、再開したい場合はマイクアイコンををタップして再開できます。
為替換算
旅行先で両替や買い物時に少しだけ役に立つ為替換算電卓が付いています。たま〜にしな使わないと思いますが、海外で役に立つと思って実装してくれたのでしょう。
メニュー画面の「単位変換 」をタップして起動します。
この例は、アメリカドルと日本円の換算です。アメリカドル側・日本円どちら側にも入力出来ます。単位を変えたいときは、それぞれの単位をタップすることで変更できます。
無くても良い機能ですが、時々役に立つかも。
まとめ
以上ボケトークSの使用の紹介でした。
実使用として、音声認識と通訳オンリーで使う分には優秀だと思います。外国人との会話で、お互いに使いたい時は通訳のインプット言語を毎回切り替える必要があります。
自動認識で切り替えてくれるとかなり使える通訳機になるんじゃないですかね。
サイズや音声認識力は高いので、これからのアップデート次第で凄く流行るかもしれません。
気になった人はホームページを見てみて下さい。