
もぅこの会社ヤダ・・・
筆者は中国赴任から帰ってきたときには既に45歳を過ぎていましたが、しかし日本での仕事があまりにも面白くなく、帰任後3ヶ月で辞表を出していました。
海外での仕事生活が長かったせいか、日本のやり方や組織になじめなかったことや、ポストがなかったことも原因でした。

海外出向あるあるね
そこからの紆余曲折を備忘録として残しておきたいと思います。同じくらいの年代の方が転職を考えているなら参考にどうぞ。
転職概略だけ述べると、転職期間9ヶ月(実働12ヶ月)、書類応募45社、1次面接突破4社、2次面接突破1社(他の1次面接突破社は辞退)。

書類選考を突破出来るかが肝です
筆者のスペック
45歳過ぎ/工業大学卒/大証2部会社→派遣→東証1部の子会社/精密機器製造業の生産技術/英語×/資格特に無し
唯一使えそうな資格といえば中国語検定2級くらいです。

ふつーのスペックです
転職サイトにとりあず登録
転職サイトには会社を辞める前から以下のような理由で登録していました。
- もっと良い待遇の会社は無いのか
- 海外出向出来る会社は無いのか
- 経験が活かせる仕事は無いのか
転職サイトに登録しないと分からなかったことも多いので、転職に興味がある人はすぐに転職する気が無くても、登録だけすることをおススメします。

どのサイトも自分の会社からの検索はブロックできますのでバレる心配はありませんし、最近は転職オファーに返信しないと名前すら知られない仕様です
ハローワークも登録すると求人はあるのですが、その性質上、ハローワークの地元優先であり、別の区域のハローワークの情報はありません(例えば福岡のハローワークには東京のハローワークの求人はほぼ無い)。
地元が大好きで地元しか興味が無い人であれば、ハローワークが一番ではないでしょうか、面接回数も1回というところが多いですし。
転職サイトに登録して分かったこと
転職サイトに登録して初めて分かったことを、私が登録した代表的な転職サイトとともに紹介します。
転職サイト≠転職コンサルタント
転職サイトの中には、転職コンサルタント会社(転職のマッチング)と求職者をマッチングしてるサイトがあります。そういうサイトは登録して終わりではなく、そのサイト内に登録している転職コンサルタントからオファーがあります。
エグゼクティブ専用の転職サイトがある
いわゆるマネジメント層の課長や部長クラスの求人が中心の転職サイトがあります。もちろん給料も高い求人です。
専用アプリがある転職サイト
転職活動を始めると、人にもよりますが最初は山のように求人が来ます。いちいちメールでやり取りをしているとゴッチャゴチャになる為、専用アプリがあると非常にやりやすかったです。
専用アプリは無いけど、専用サイトがある転職コンサルタントもあります。
最初はたくさん転職のオファーが来る
予想外に転職の誘いのメールが来ます。たくさん来るので、若干勘違いしたのも会社を辞める勢いになってしまいました。
冷静に確認していくと、経歴と全然違う職種だったり、こちらから見て全然マッチしてないのに進めてくる会社も多いです。
転職者=マッチングの商売道具と見てるコンサルタントが7割はいると思った方がいいです(色々話してみた経験です)
有料の転職サイトは?

お金払った方が良い求人来るのでは?
と思いビズリーチの有料版を使用しましたが、すべてのスカウトの閲覧・返信、求人の閲覧・応募が可能になるとのことでしたが、無料プランとあまり変わらなかった気がします。
私としてはメリットを感じなかったです。使い方にもよるのでしょう。
ハローワークに行く
上記でハローワークの求人は、向き不向きがあるのでまったく合わない人もいると思いますが、失業保険は1円たりとも無駄にしないように前の会社の離職票をもらったら駆け足で行きましょう。
特にサラリーマンの方は、月々雇用保険(失業保険の元)を給料から天引きされてるわけですから、失業保険を貰うのは当然の権利です!

そんな声高に言わなくても・・・
国の給付関係は、申請してからスタートです。逆にいうと申請されるまで完全に放置されますからね。
ちなみに失業保険ですが、定年退職したあとに申告しても貰えますから!(知ってる人だけが得をする国なのですよ日本は)
ハローワークの手続き等は別で記事にしたいと思います。
ポリテクセンター(職業訓練)に行く
こちらは募集してる月等がありますし、ポリテク毎に訓練内容がまったく違います。但し、うまく使えば失業保険を延長出来ますし、訓練の中で得られる資格もあります(ユンボ等の特別教育は通常は有料ですが、ポリテクで取ると無料です)。

ポリテクで色々教えてもらって、電気工事2種・小型特殊車両(ユンボ)・危険物乙4・消防設備乙4の資格を取りました
45歳を過ぎてからの転職活動は、長ければ私のように1年くらい掛かることもあるので、活用しましょう。一つ言えることはポリテクセンターで職業訓練を受けることは恥ずかしいことではないし、新しい自分の発見につながることですので、引け目に感じることは無いということです。
ポリテクで勉強しても実績が無いので、即戦力とはならないでしょうが、きっといつか役に立ちますよ。

2種電工があれば、自宅内の配線は出来るし、ユンボがあれば自宅の畑掘れます
ポリテクネタは長くなりそうなので、別でまた記事にします。
転職期間
会社を辞める前は、課長もやったことあるし、海外駐在もしてたし、すぐいけるっしょ~って思ってましたが、思いのほかうまくいかなかったですね。
最終的には9ヶ月の転職活動(辞める前3ヶ月から開始してたので実際は1年)で新しい会社に採用されることになりましたが、もう少し長引いていたら心が折れてたかもしれません。
多少お金に余裕があったので、1年くらい働かなくてもどうってことなかったのですが、金欠だと変な会社に入社してたかもしれません。
45歳以上で転職する場合は、1年は何もしなくても問題ないだけの備蓄を蓄えてから辞めるか、在職のまま転職活動した方がいいです。

これだけは断言出来ます!
心に余裕がある為、自分にあった会社を選ぶことが出来ますよ。
家族がいる方は、家族の理解も得ることを忘れずに。うちは妻も子供も『無職がんばってね~』くらいのノリだったので救われました。感謝です。
まとめ
細かいところはまた別の記事でそれぞれ書いていこうと思いますが、45歳過ぎてから転職しようと思っている普通スペックの人は下記項目を忘れずに!
- 在職中から転職活動を始める
- 雇用保険は120%活用する
- 1年間は収入が無くても暮らせるだけ貯蓄する